PULL UP KING

自宅に懸垂バーを置く前に — ドア枠・突っ張り・チンニングスタンドの選び方

2026.9.20

懸垂はジムに行かないとできない、と思われがちですが、バーが一本あれば自宅でも十分に練習できます。ただ、懸垂バーは種類によって設置方法も向き不向きもかなり違います。ここでは、自宅に置く前に知っておきたい種類の違いと、選ぶときの基準を整理してみました。特定の製品名は出さず、「何を見て選ぶか」に絞ります。

自宅用の懸垂バーは大きく3種類

種類 設置方法 向いている人 気をつける点
ドア枠引っ掛け型 ドア枠の上部に金具を引っ掛ける 賃貸・省スペース ドア枠の構造と厚みに依存する
突っ張り型 壁と壁の間に圧力で固定 工具を使いたくない人 緩みやすく、定期的な締め直しが必要
チンニングスタンド 床に自立して置く スペースがあり、しっかり練習したい人 設置面積が大きい。揺れやすい製品もある

壁や天井にネジで固定するタイプもありますが、穴を開けられる家が前提なので省きます。

ドア枠引っ掛け型は最も手軽で、金具を枠に掛けて自分の体重で押さえる仕組みです。工具は不要ですが、枠の形状によっては掛かりません。

突っ張り型は壁と壁の間に圧力で固定します。一見しっかりしていても、使ううちに少しずつ緩むので、毎回ぶら下がる前に確認する習慣が要ります。

チンニングスタンドは床に置く自立型で、ドア枠や壁の状態を気にしなくてよいのが最大の利点です。その代わり、畳一枚ほどのスペースを占領します。

選ぶときに見る5つの基準

  1. 耐荷重 — 自分の体重に、反動や着地の衝撃分を上乗せして考えます。表示の耐荷重ぎりぎりでは不安です。
  2. 高さ — 腕を伸ばしてぶら下がったとき、足が床に着かないこと。膝を曲げれば済みますが、毎回曲げるのは疲れます。逆に、頭上に顎を出す余裕も必要です。
  3. 握り幅 — 肩幅より少し広く握れる長さがあるか。バーが短いと、握り方の選択肢が減ります。
  4. バーの太さと表面 — 太すぎると握力が先に尽きます。滑り止め加工の有無で握りやすさが変わります。
  5. 設置面の状態 — ドア枠の材質、壁の下地、床の平らさ。器具の性能より、設置面で結果が決まることが多いです。

突っ張り型・ドア枠型で気をつけること

この2種類は「家の構造に固定する」ので、器具そのものより家側の条件が重要です。

チンニングスタンドを置く場合

スペースが確保できるなら、スタンドは一番迷いが少ない選択です。私も自宅ではスタンドを使っています。

もう一つの利点は、正面にスマホを置けることです。ドア枠型は角度が限られますが、スタンドなら2〜3メートル離れた正面から全身が映る位置を作れます。

自宅のスタンドで、レベル21の最終セット 3/3 を数えているところ

私はスタンドの正面にスマホを立てて、PULL UP KING に回数を数えてもらっています。カメラは顎がバーのラインを越えた回だけをカウントするので、自分で数える必要がなく、セット後の休憩も音声でカウントダウンしてくれます。自宅だと「今何回だっけ」となりがちなので、ここを機械に任せると練習が進めやすくなります。

買ったあと、最初の1週間で確認すること

設置して終わりではありません。最初の1週間は、器具と家の相性を見る期間です。

器具は「買ったら懸垂ができるようになる」ものではなく、練習を続けるための場所を作るものです。設置面と高さ、握り幅の3つを押さえれば、種類はどれでも練習に困りません。

自宅のバーで、スマホが数える

スタンドの正面にスマホを置くだけ。顎がバーを越えた回だけを記録します。